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大会長挨拶

第25回日本徒手理学療法学会学術大会にむけて

 
25回日本徒手理学療法学会学術大会の開催にあたり、主催者を代表しご挨拶申し上げます.本大会を2020315日,四国で初めて開催することになりました。会場は土佐リハビリテーションカレッジにおいて開催させていただきます。
 皆さんは,臨床でどのように評価内容を選択し治療へと結び付けていますか?学生時代に実習先で教えてもらったことを続けていたり,臨床現場で先輩PTが行っていた評価をそのまま活用したり,または,エビデンスを基に検討して,評価を利用したりと様々だと思います.
 評価は,治療や予後を考える上にも,非常に重要な位置付けです.近年は様々な評価があり,何を選択していいのかも分からず,疾患や病態に対する意図的な評価を行うことができず,また,臨床の中での時間的制約下で,治療しないといけないというストレスに追われ,いつの間にか,画一した評価内容しかできない現状が多くみられるのではないでしょうか.その評価結果を基にして,その結果についての見解を考え,治療に結び付けていくことは非常に重要なことだと思います.
 なぜ?その評価を選択したのか?その選択した結果治療は?予後はどうなのか?を参加者の皆さんと考えていきたいと思っております.
 今回は,1日のみの開催となりますが,基調講演では,福井医療大学の藤縄理先生に「臨床で活用できる徒手理学療法~エビデンスの構築~」と題して講演していただきます.大会特別講演には,首都大学東京の山内正雄先生に「徒手理学療法における主観的評価と客観的評価のポイント」と題して講演していただきます.
 午後からは,シンポジウム「疾患別徒手理学療法の評価から治療実践」と題して,3名の先生方に提言を頂き,参加者の皆様とディスカッションを進めていきたいと考えております.
 本大会でも一般演題を予定しております.多くの方々に応募していただき,積極的に討論していただければ幸いです.
 多くの皆様のご参加を賜りますようお願い申し上げます.
 

25回日本徒手理学療法学会
大会長
伊藤整形外科
市川 和人